媽宮城(マゴンじょう)は、「澎湖城(ポンフーじょう)」「光緒城(こうしょじょう)」とも呼ばれ、台湾で最も遅く建設された官製の城郭です。
清仏戦争の際、澎湖はフランス軍に容易に占領されました。講和後、台湾巡撫の劉銘伝と閩浙総督の楊昌濬は防衛体制の強化を協議し、澎湖に軍事防衛のための城郭が必要と判断。澎湖総兵の呉宏洛の監督のもと、光緒15年(1889年)に完成しました。
城門は6つありましたが、現在残っているのは大西門(現在の中興門)と順承門のみで、いずれも国定古跡に指定されています。順承門の敵楼に登れば、馬公港の美しい景色を一望できますよ!